
ネイルにはじまり、腕時計やアクセサリー、スカート、メガネフレームといった身につけるものから、スマホケース、ノートPC用のスキン、ファイルボックスなどなど。
日本でも主に若い女性の間で「おしゃれ」「上品」「大人可愛い」として、じわじわと人気が広がっているのが、「大理石(マーブル)」柄です。
そんな大理石柄がインテリア界でも流行しそうな兆し。海外においてはすでに、石素材・タイルはもちろん、クロスなど壁装材・ファブリックにもトレンドの波が押し寄せているといいますから、要チェックです!
ここでは、いま大理石が注目されている理由や、大理石をインテリアに気軽に取り入れる方法についてご紹介していきます。
トレンドに敏感なかたもそうでないかたも、ぜひ読んでみてくださいね。
こちらに記事も併せて参考にしてください。
「必見!ダサいインテリアを高級インテリアに変身する方法!」
インテリアに取り入れたい大理石の魅力
大理石といえば、その歴史は非常に古く、古代ギリシアのパルテノン神殿をはじめ、ローマのコロッセオやピサの斜塔、インドのタージ・マハルなど、世界各地の名だたる建造物で使われていることは、多くのかたがご存知でしょう。
大理石とひと口にいっても、その色や柄はさまざま。ホワイト、ベージュ、淡いピンク、ダークブラウン、グリーン、ダークグレーやブラック。
アラベスクのような模様や、細かな結晶がキラキラと輝くように見えるもの、小さな貝殻の化石が入ったもの、ランダムなマーブル模様・・・。
大理石の種類は、全世界の市場に出回っているものだけでも300を超えるといわれ、近年では加工技術の向上で、さらに素材としての魅力を増しています。
世界のクリエイターたちがこぞって「使いたい!」と口を揃える大理石が、今後インテリアのトレンドにどのような影響を与えるか、非常に楽しみになってきますね。
インテリア界においては近年、自然素材のモチーフやテクスチャーが非常に注目されており、大理石もその中のひとつ。
特に、ウッドやメタルなど異素材との組み合わせが目新しく感じられます。
また、サスティナブルな(長い年月に耐えうる、環境にやさしい、伝統技術を継承する)素材への関心が高まっていることも、大理石が注目されている背景にあります。
洗練された印象はもとより、耐久性に優れ、加工もしやすい大理石ほど、オーセンティックで魅力的な素材は他にないのかもしれませんね。
ちなみに、「人工大理石」や「人造大理石」というものも存在しますが、人工大理石はアクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした素材。
人造大理石は、天然の大理石などを粉砕して、セメントや樹脂で固めたものです。
どちらも、天然大理石がもつラグジュアリー感や個性、味わいはなく、無機質で均一な素材感が特徴。
加工や着色がしやすい、量産性がある、コストパフォーマンスに優れている、などのメリットから、住宅用のシンクや洗面台などによく使われています。
大理石を気軽に取り入れられるインテリアアイテム
DIY全盛の昨今では、100円均一ショップの商品にまで、大理石柄を取り入れたものを数多く見かけます。
ですが、やはりフェイクはフェイク。プチラグジュアリー感ではなく、本当のラグジュアリー感を味わいたいかたには、天然の大理石をおすすめします。
とはいえ「お金持ち」「高級」の代名詞ともいえる大理石ですので、インテリアに取り入れるには少々ハードルがお高めと感じるかたが多いかもしれません。
また、家を新築したり、リフォームする場合でない限り、床や壁などに大理石を用いることは難しいもの。
内装工事が必要になる大掛かりなものではなく、大理石を気軽に取り入れるのにおすすめなのが、大理石をあしらったファニチャーです。
出典:http://www.arflex.co.jp/products/arena_table/
2016年には、高級家具ブランドとして名高い「alflex(アルフレックス)」が、大理石天板を採用したテーブル・コンソールシリーズ「ARENA(アレーナ)」を発表しました。
4種類の大理石とオーク材やウォールナット材を組み合わせるタイプで、サイズのバリエーションも豊富に揃っています。
価格帯は9万円台から60万円台と幅広く、デザインは直線的。
非常にモダンでスタイリッシュな印象を受けるファニチャーです。
出典:http://www.armonia.jp/shop/products/detail.php?product_id=345
「もう少し予算を抑えたい」というかたには、こちらのコンパクトなセンターテーブルはいかがでしょうか。
天然大理石を使いながら3万円台というお手頃価格で、高さの異なる2つのテーブルが、立体感&存在感抜群! 2つを組み合わせて使っても、それぞれを違うテーブルとして使ってもOKという、実用性の高さも魅力です。
大理石はホワイト・ブラウン・ブラックから自由にセレクトできますので、2つを同じ色にするも、別々の色を楽しむもお好み次第。
出典:http://www.armonia.jp/shop/products/detail.php?product_id=344
こちらはなんと、3万円を切る破格のセンターテーブル。
六角形のスタイリッシュな天板に、三角形をつなげたようなジオメトリックなアイアン脚がおしゃれ!大理石でありながら、軽快な印象のテーブルです。
カラーはホワイト・ブラウン・ブラックの3色。
ひとつひとつ色や模様が異なるのが、天然の大理石ならでは。
世界にひとつだけの美しい風合いをお部屋にプラスしてみませんか?
いかがでしたか?
床や壁として見ることの多い大理石も、ファニチャーに取り入れると新鮮。
ウッドやアイアンと組み合わせることで、インテリアにすんなり溶け込める雰囲気になっているのではないでしょうか。
モダンやトラッド、エレガンススタイルだけではなく、近頃流行のミックスインテリアに挑戦されるかたにも、ぜひおすすめしたいですね。
大理石ではなく珪藻土を取り入れたインテリアも読んでみてください。
「新生活にも!オシャレで快適な「珪藻土」アイテムをプラスせよ」
ライタープロフィール

- 大手メーカーカタログやホームページ掲載のインテリアアイテムの販促用コピーライトや、リフォーム事例の紹介を数多く手がけているフリーライター。好きなインテリアのテイストは、北欧系、ヴィンテージミックススタイル。自宅では、小さな子どもがいてもすっきりと片付くインテリアを模索する日々。
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