
お部屋にソファを取り入れることを検討しているそこのあなた!”色味がいいから”、”座り心地がいい感じ”などの感覚だけでソファを選んでしまってはいませんか?
ソファ選びにも考えるべき様々な要素があり、フィーリングだけで選ぶとあとで後悔してしまうなんてことになりかねません。
この記事ではソファの購入を検討している方のために、ソファを選ぶ際にこれだけは抑えておきたいというポイントを紹介。中身と表の素材(張り地)も紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
用途にあったサイズを選ぼう
まず抑えておきたいのはサイズ感。ソファのサイズは
- 1シーター
- 2シーター
- 2.5シーター
- 3シーター
の4種類があります。「せっかくソファを買うのだから、大きめのソファがいい!」と考えられる方もいるかもしれませんが、お部屋の大きさに合わせたサイズを選ばないと、結局部屋のスペースを無駄に使ってしまうだけ。置物になってしまうなんてことになりかねません。ソファを選ぶときに考えておきたい要素としては
- 何人が使うか
- 間取りに合っているか
- 部屋に入れることはできるか
の3点です。特に3の「部屋に入るかどうか」は見落としがちな点なので気をつけましょう。それぞれ詳しく解説していきます。
1.誰がどのようなタイミングで使うのか考える
何人が使うのか?という点を考えるときに重要な考え方が「誰がどのようなタイミングで使うのか?」というポイントです。例えば2人暮らしの場合は、当然2人が利用することになりますよね。なので「2シーターのソファでいいんじゃない?」と考えられる方が多いかもしれませんが、一方の方がよく横になって利用されるということであれば、窮屈に感じられるかもしれません。
また、帰宅時間がズレるといった点でリビングでくつろぐ時間がとれないのであれば、無理に大きいサイズのソファを買わなくとも1シーターでも事足りるかもしれません。
4人家族で、家族団らんの時間が楽しみたい!ということであれば3シーターを選ぶのが無難でしょう。
このように、ソファを購入してどのように利用するか、という点を意識しながら選ぶとちょうどいいサイズのソファが選べますよ。
2.生活導線と動作空間を意識したサイズを選ぼう
次のポイントは間取りに合わせたサイズを選ぼう、という点です。
「生活導線」は室内での人の動きのことを指します。ソファの配置によっては室内での動作が無駄に増えてしまうので、できる限り動作が最小限になるような配置、サイズを心がけましょう。
「動作空間」はソファを避けて通るためのスペースや、シェルフからモノを出し入れするときのスペースのことを指します。大きめのソファを置くことで余計な動作が増えないように、配置には気を配るといいでしょう。
3.部屋に入れることができるか
意外と見落としがちな問題がこちらです。ソファは基本的に完成形でのお届けという形が多いため、ドアや階段で引っかかってしまって入らなかった…ということがよくあります。「せっかく購入したのにも関わらず、部屋に入れることができなかった……」というのは悲しいですよね。不安な方は購入前にしっかりと搬入経路を確認するおくことをおすすめします。
くつろぎ方に合った素材を選ぼう
次はソファの素材について紹介します。まずはソファの中身について紹介します。
ソファの中身は「フェザー素材」「ウレタン素材」にコイルと呼ばれるバネが組み合わさって身体を支えています。
フェザーは有名どころのもので「ダウンフェザー」と「羽根」があり、それぞれ特性が異なります。どちらも羽根であることには違いありませんが、ダウンフェザーは「たんぽぽの綿毛」のような丸い形をした羽根で、とてもふわふわとしています。そのためクッション性が高く、包み込まれるような座り心地になります。
「羽根」は純粋な羽根の形をしたもので(赤い羽根募金でもらえるあれのような形)、中心に芯があります。そのため、ダウンフェザーに比べると少々固めの質感になります。
「ウレタン」は羽根に比べて固めの質感ですが、その分へたりにくくなっています。また、固めの座面は長時間腰掛けていても疲れにくいので、長時間ソファを使うという方におすすめです。
代表的な張り地を紹介!
最後に、ソファの表地(張り地)に使われる代表的な素材を紹介していきます。代表的な張り地として知られているのは
- 布地
- 革
- 合成皮革
の3つです。
それぞれのメリット、デメリットを解説していきます。
布張りソファのメリット・デメリット
柔らかく、温かみのある質感が魅力の布張りソファ。革と比べてたくさんの種類の色や柄から選べるのも魅力です。汚れてしまったらクリーニングができるのも大きな魅力の一つと言えるでしょう。その反面、汚れがつきやすく、素材によっては毛玉ができやすいのはデメリットと言えます。
革張りソファのメリット・デメリット
本革ならではの重厚な高級感と使っていくにつれて独特の風合いが生まれる経年変化が魅力の本革。利用される革は牛革が多く、グレードは革の厚みや染め方などで変わっていきます。メリットとしてホコリが払いやす い・汚れがつきにくい・耐久性が高い・経年変化していくといった点があげられます。ただし、経年変化していく中でひび割れていったり、冬は冷たかったりする点は注意が必要です。
合成皮革張りソファのメリット・デメリット
最後に、ビニールやポリウレタンを素材に用い、比較的安価ながら革と似たような風合いが楽しめる合成皮革です。一番のメリットは本革と同じ風合いをより安価に楽しめる点。さらに革よりもカラーが豊富に用意されているので「革の風合いを楽しみがら好みの色を選びたい」という方にはピッタリでしょう。一方で高級感にはかけるのと、べたつきやすいので「せっかくソファ選びで妥協したくない!」という方には向いてないでしょう。
終わりに
ソファの選び方と素材について紹介してきました。ソファの購入を検討しているみなさん、ぜひこちらの記事を参考にして、ソファ選びを成功に導いていただければと思います。読んでいただき、ありがとうございました!
ライタープロフィール

- オハラージャパンです。総合ライフスタイルストアで家具部門の接客販売をしていました。シンプルな部屋がすきです。
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