1

漆喰VS珪藻土!そのメリットとデメリットだけじゃない!実はあまり知られていないそのチカラ

建築設計とインテリアに携わっておりますOKUMARIです。 近年、注目を浴びてきて人気の珪藻土と漆喰! どちらも、和風モダンなどの塗り壁としてお洒落で機能的と、特に人気が出てきているのはみなさんご存知だと思いますが、それ …

建築設計とインテリアに携わっておりますOKUMARIです。

近年、注目を浴びてきて人気の珪藻土と漆喰!

どちらも、和風モダンなどの塗り壁としてお洒落で機能的と、特に人気が出てきているのはみなさんご存知だと思いますが、それらがなぜ人気なのか?を踏まえ、色々なところから調査し、色々な情報をまとめて、みなさんに漆喰と珪藻土について、本当にわかりやすいページを作ろうと思って調べてみましたので、ご覧頂ければと思います。

【目次】
1.珪藻土とは?
2.漆喰とは?
3.珪藻土と漆喰の共通点
4.珪藻土の特徴、メリットとデメリット、近年の用途
5.漆喰の特徴、メリットとデメリット、近年の用途
6.まとめ

1.珪藻土とは?

漆喰VS珪藻土!そのメリットとデメリットだけじゃない!知らなかった珪藻土の効能!

上記の写真を見てもらったらわかるように、漆喰より少しベージュっぽい色というか、アースカラー(earth color)なのですが、これには、理由があります。一言で言うと、「珪藻」というものの化石から成る岩石が珪藻土なのです。

では、「珪藻」とは何かというと、「藻類(そうるい)」(=光合成をして育つ藻(も)のような海水、淡水内に生息する植物)の一種で、珪藻が大量に増殖し、死滅した際に水底に沈殿し、化石となったもので、珪藻土はそれを壁の調湿材料などとして利用したものです。

ちなみに、珪藻土の主成分は二酸化ケイ素(SiO2)であり、それを加工したものがいわゆる「シリカゲル」という食品などに使われる乾燥剤であります。

つまり、乾燥作用、調湿作用などがあるということです。

2.漆喰とは?珪藻土との違い

漆喰VS珪藻土!そのメリットとデメリットだけじゃない!知らなかった珪藻土の効能!

それに対し、漆喰は、原料が水酸化カルシウム(化学式:Ca(OH)2)、(「消石灰」とも呼ばれる)や炭酸カルシウム(化学式:CaCO3)なのです。

ただ、炭酸カルシウムは、貝殻やサンゴ、鶏卵の殻、石灰岩、大理石、鍾乳石、白亜(チョーク)が主成分ですし、水酸化カルシウムは学生時代によく校庭にラインを引いていたあの、消石灰ですから、その真っ白さがわかりますね!

ただし、この消石灰、失明の危険性があるのです!その理由は、下記で説明いたします。
昔から使われていたところでは、「蔵」の壁、真っ白な印象だと思いますが、何世紀も時代が経ても、真っ白く綺麗なようです。

(余談ですが私の実家も「蔵」があるので、その真っ白な美しさは、昔から、なぜ、何十年も経って特に手入れしなくても白く綺麗なんだろう?と疑問に思ったほどです。)

3.珪藻土と漆喰の共通点

・左官仕上げの自然素材の塗り壁、土壁として利用されること
・和モダンな仕上げになるとして、インテリアや建築で人気なこと
・調湿性があって、湿度調整してくれること
・左官仕上げ独特の、コテ仕上げによる、自由な壁面デザインができること

漆喰VS珪藻土!そのメリットとデメリットだけじゃない!知らなかった珪藻土の効能!

4.珪藻土の特徴、メリットとデメリット、近年の用途

さて、珪藻土と漆喰の基本成分については上記に挙げましたので、肝心の珪藻土と漆喰についてのメリットとデメリット、特徴について挙げていきます。

【特徴】
・色は、白よりは少しアースカラー(earth color)のものが多い、原産地によって、白っぽかったり、ベージュや、黄色っぽいカラーもある。
・珪藻土を焼くと赤っぽく変色する。

漆喰VS珪藻土!そのメリットとデメリットだけじゃない!知らなかった珪藻土の効能!

・昔(?)、アイヌ民族は珪藻土を「食べる土(チ・エ・トイ)」と呼んで、山菜を和えるのに使ったり、汁物のとろみに使ったりしたほど、珪藻土自体は安全性は高い。(ただ、もちろん、食品大量生産の現代では、食べるようなものではなく、安全性は確認できないため、間違っても食べてみるなどの実験はしないようにお願いいたします。)
・同様に、太平洋戦争中、ビスケットや乾パン、キャラメル、菓子、食品類の増量剤として使われた歴史もあるほど。
・珪藻土の核には、無数の小さな穴が空いていて非常に比重が軽く、空気を蓄えるため断熱性能がある
・水分や油分と結合して、それらを大量に保持できる、つまり、水分や油分に溶解しやすい
・耐火性にも優れ、建材としても見直されてきている
・脱臭性能・消臭効果もある
・調湿性能(吸湿性、保湿性共に優れる)がある
・珪藻土単体では、乾燥してもボロボロの状態で、左官材料やDIY、建材として利用するには、塗るために色々な必要成分と混ぜる必要がある
・漆喰よりザラザラ感がある
・珪藻土は自ら固まらないので、固化剤という、固めるための材料を配合しないと左官塗り壁などとして利用できない
・調湿性能が高いため、カビやダニの発生を抑制する作用がある
・調湿性能により、室内を快適な室内に調整してくれる
・アレルギー体質の人やお肌の敏感な赤ちゃん・子供だけではなく、健康な大人でもかかる「シックハウス症候群」の原因とされるVOC(揮発性有機化合物)やホルムアルデヒドなどを吸着する性能も珪藻土にはあるため、現代では、建築基準法によりホルムアルデヒド等に対する技術的基準が定められているものの、万が一の場合に備えて、あらかじめ内装壁を珪藻土壁とするのもオススメである。

特に、ホルムアルデヒドは、合板やパーティクルボード、接着剤、防腐剤など、一般製品に多く含まれるため、予防策の1つとして重要である。

・燃やしても有害成分が出ないため、七輪の原料として使用されている
・さらに、通常の一般的によく使われている壁のクロスとして、ビニールクロスですと、その接着剤にVOC(揮発性有機化合物)が使われているため、火事などが起きた場合に、火による炎症で死亡に到るのではなく、毒ガスの発生によって死亡する例が多くあるそうです。
・まるで生きている!?珪藻土。自浄作用があり、汚れても自ら呼吸をするように、水分を吸ったり吐いたりするため、半年もすれば汚れがなかったかのように綺麗になることが多いそうです。
・省エネ効果。珪藻土を顕微鏡で見ると、無数の小さな穴が空いており、空気を内包することから、断熱材としての効果が期待できます。熱伝導率が低く、触ってもひんやりすることもなければ、暑い部屋でも壁が熱くなりにくいのです。ちなみに、ハワイが常夏(とこなつ)なのに快適なのは、湿度が高くないからなそうなので、室内を珪藻土壁にすれば、自然と夏はエアコンをドライでかけなくても調湿してくれ、冬は結露対策にもなり、非常に優れたものと言えそうです。
・なんと珪藻土は、遠赤外線効果もあるそうで、人体の健康に非常に有効だそうです。遠赤外線は、高熱放射と違い、細胞を壊さないだけでなく、人体の細胞を活性化させるそうです。効用としては、冷え性改善、リウマチなど関節痛の軽減、血流の改善などに効果があり、回り回って痴呆症などを始めとする精神病などの改善にも効果があるそうです。

これは、この珪藻土の恩恵を受けたいですね!常に!

【近年の用途】
・風呂マット
・調湿建材
・土壁、左官仕上げの珪藻土壁として
・調湿作用・脱臭作用のあるインテリア小物として

5.漆喰の特徴、メリットとデメリット、近年の用途

では、一方で、漆喰の特徴とメリット、デメリット、近年の用途などを見てみましょう。

【特徴】
・純白カラーが美しい
・珪藻土よりザラザラ感は少なく、スムース感と、塗り壁としても美しい滑らかなホイップクリームのようなビジュアルが魅力的
・その見た目とは反して、強アルカリ性のため、目に入ると失明の危険がある
・DIYでは失明などの危険のため、容易にできない
・見た目はサラサラつるつるすべすべ感に近い
・昔の用途としては、蔵の壁、お城の壁など
・元々、若干の水分を含んでいるため、珪藻土よりは調湿性能や脱臭性能に劣る
・強アルカリ性により、カビは発生しにくいが、施工後5年ほど経つと中性に近づき、防カビ・抗菌効果がなくなる
・漆喰は自ら固まることができるため、固化剤は不要
・漆喰壁としてDIYしようと思ったら、失明の危険があり、また、粉の状態から水を加えてペースト状にして塗りますが、デザイン壁にするのであれば、それなりの技術が必要で、素人が簡単にできるものではない。
・一般の「漆喰壁」とされているものは、安全性に配慮された成分に調整された「漆喰風」の塗り壁であることが多い

【近年の用途】
・見た目の美しい漆喰風の壁として
・多少の調湿作用のある左官壁として

6.まとめ
まとめると、安全性や健康面で、珪藻土に軍配が上がりそうです。

もし、珪藻土で色がベージュっぽいのがきになるという方がいらっしゃったら、白色の無色の顔料などを混ぜるなどして調整できれば良いのではないでしょうか。

また、逆に炭のような材料を混ぜてマットブラックカラーに調整してもかっこいいと思います。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

私も早く自宅を珪藻土壁で仕上げたいと思っています。

ライタープロフィール

MARIKO OKUMURA
MARIKO OKUMURA
グロースハックデザイナーチームINSPI代表—MARIKO OKUMURA(奥村真理子)ー
https://www.inspi.design/
グロースハッカー(企業成長請負人) 、デザイナー、経営コンサルタント等として、マーケティング、ブランディング、デザイン、SEO対策などに強い会社の代表を務めている。詳細は、上記URLを参照いただければ幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。